2022.07.26治療計画について１

当院の場合、患者さんが来院されたら、主訴をお聞きし、様々な検査、診断、治療計画の立案となります。
多くの院ではこのような流れを経ず、いきなり治療となることが多いようです。
しかしながらこれは明らかな間違い。
どのような病気であれ、いきなり治療とはならないことは経験されていることと思いますが、歯科はなぜかおざなり。
極々簡単な治療ならともかく、虫歯、歯周病、その他様々な要因から問題発生している口腔に何ら検査、診断、治療計画も無しに治療行うことが正しいとは思えません。
患者さんによくお話しする事ですが、体調悪いと病院受診したら、緊急性を有するものならともかく、いきなり手術にはならないでしょう。
家を建てるのに設計もせずいきなり作り出す事もないでしょう、本棚や犬小屋ならいざ知らず。

無論、そもそも高度な治療要求がない患者さんには当てはまらない事ですが。

検査、診断ならびに治療計画の立案は非常に大事ですが、知識、スキル、経験が大事です。
特に包括診療の場合。
歯科医なら誰でできるというものでは残念ながらないです。
また、治療計画の立案ができても最終ゴールに至るには様々な手技、手法が必要であり、ここもまた歯科医の力量に大きな差が出るところです。

続く・・・