2022.07.19日本補綴歯科学会に参加して

日本補綴歯科学会に参加してきました。
ポイントをいくつか。

高齢者における歯科医療の重要性。
以前から言われていたことですが、未処置の虫歯、歯周病、欠損歯の増加は有意に全身疾患（心疾患、脳疾患、認知症、肺炎その他多くの全身疾患）と密接に関係し、疾患の発症率、死亡率に大きな有意差があること。
また、患者さん間格差が大きいこと。

今、歯科は急速にデジタル化が進んでいて、方法論、デバイスの議論は盛んですが、もっと重要な事はあくまでも診断、治療計画であること。
また、その治療計画を実現するスキル、引き出しの多さである事。
今更何をですが、、、、、
安易なデジタル化に継承を鳴らす話もあり、補綴も大事だが補綴に至る前、事前の根管治療、歯周病治療に対する知識も補綴医は習熟する必要があるという事、、、、、少なくとも私には、これも何を今更という話ですが、、、、

と、いう理由から今回、日本臨床補綴学会(SJCD)との包括提携となったのだろうが。

過去、日本の歯科は残念なことですが、パッと何かが流行り、急速に衰退することの繰り替えしなので。

基本に忠実が大事です。
基本ができないのに最新のデバイスに振り回されている、、、、、これが現実。
とばっちりは全部患者さんです