医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2022.06.16国民皆歯科検診?の波紋

先日書いた骨太の方針2022原案に明記された国民皆歯科検診、現場の混乱起きている。
今言えることは具体的なことは何も決まっていないということ。
思った通りだが、私が指摘した通り大きな疑問もある。
経営的に苦しい歯科医院が多い中、患者集めのテコ入れのようにも感じる。
案の定、全面的に賛成というノーテンキな歯科医の多いこと多いこと。
私のように帰って混乱が起きるだけと考えている歯科医はごく一部。

しかし、ここにも歯科の闇があって、一般の保険診療における「銀歯」の原材料たる金、銀、プラチナ、パラジウムが疫病や戦争のために高騰しており、保険診療メインの歯科医院は、いくら国が数ヶ月単位で保険点数改定しても、どうしてもタイムラグが発生し、大打撃らしい。
中にはいかがわしい金属を使用している歯科医院もあるようだ。
他院で「最近治療した銀歯」に問題あり、当院で除去するとき、すぐ分かります。おかしな金属は。

この状況につけ込んだ歯科コンサルは何を言い出すかというと、、、、、、
世界情勢に影響を受けないような診療システムの構築、すなわち保険外診療にシフトしましょうという内容。

コンサルにそそのかされ、今まで保険診療メインであった何のスキルも経験もない歯科医院が、ある日突然複雑な治療分野に手を出す、、、、まあ、どうなるか想像に難くない。
今まで保険外診療〇〇%がコンサル付くと✖︎✖︎%アップ!、要はカウンセリングというか押し売りのテクニックを教えているだけで、そこに学術、スキル、経験は全くない。
常識的に考えてもおかしいでしょう。
なんせ、歯科コンサルなど何の専門資格も持たないド素人が殆どなのだから。
というか、歯科業界がナメられているということなのだが。

以前、歯科コンサルから営業電話かかってきたので、どんな事話すのか聞いてみた。
案の定、そのコンサルの会社と契約すると様々なサポートあり、売り上げが2倍くらいは直ぐに達成するらしいが、そこに学術、スキルの話は一切なし、いかに患者さんをその気にさせるかのテクニックばかり。
無論専門的な知識には答えられない。

話聞くのもいいかげん飽きてきたので、「それじゃ、あなたはそのような歯科医院に通院したいですか?家族や友人を自信持って紹介できますか?」言ったら、「・・・・・・」。
最後は逆ギレ気味に電話切られた。
お勉強もほどほどに、そんなとこ路に深く首を突っ込んで一端の経営者気取りの歯科医には注意。
怖い怖い現実。

気になる方は歯科医向けの経営セミナーなんかでググってみたらいっぱい現実が見えてきますよ。
実際に講習会受講してみるのもいいかも。