医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2022.03.07海外での歯科治療費用は?

先日知人から相談を受けたのだが、アメリカで複数本の抜歯治療行い$10000もの請求されたが、このあとのインプラント治療やその他の治療を入れるといったいいくらかかるのか?と。
複数抜歯で$10000、、、、、まあ、そんなものでしょう。
民間保険未加入というのも大きいが。
全体的な状況が分からないため、コストにつては何とも言えないけれど、さらに$数万は必要かと。
高い?ボッタクリ?
いや、そんなものです。
アメリカでは個人の破産理由の1、2位は学費、医療費なので。

日本が国民皆保険なので、安すぎるだけ。
いや、正確には安価と感じているだけ。
なので一般的な歯科医院では、安易な受診と治療中断が多いのだと思う。
国民医療費の無駄だが。

アメリカでマトモな医療を受けようとするなら相応の民間保険に加入する必要あるが、少なくとも年間$数万必要なので、国民の30〜40%程度しか加入できていないのが現状。
日本では少し収入があると国民健康保険の場合、すぐ年間100万円以上になるが、高額医療費用制度あっても結局はアメリカと同程度の負担をしているのだが、なかなかシステムが巧妙なので細部まで理解している方は少ない。
医療費控除の制度もあるし。
歯科の場合、混合診療、保険外診療もあるので。

海外ではお金がない場合は応急的救済策あるが、歯科に限っていうなら、卒後まもない歯科医の練習台となる場合もある。
日本ではこのような事実をほとんど知られていないが、アメリカ以外にも欧州、何なら東南アジア諸国より日本の医療費用コストは低い。
なので治療目的のみでの来日、保険証取得、最悪自己負担踏み倒しというのがある。
全部我々の税金。

当院では外国の方の受診もあるが、『歯科』に対する根本的考え方が日本人と違い、セルフケアに非常に熱心。

確実にセルフケアならびに歯科医院での定期的メインテナンス行わない場合、保険費用が支払われないという制度も大きいが。