2021.12.22インプラントアバットメント試適

右下７部へのインプラントアバットメント試適。
近心（手前の部分）のマージンをもう少し下げる必要がある。
この方は他院の『根管治療専門医』と称する歯科医に結構いじくり回され、どうにもならなくなって当院に相談に来られた。
その『根管治療専門医』は『根管治療専門医』とは到底言えないような『根管治療』を行っており、せっかく被せたセラミックも半年でダメになり、歯肉の腫れ、激痛で当院来院というシナリオ。
私は保存困難と判断、他の部位も問題山積で、結局数箇所のインプラント治療、全顎的な矯正治療も行うことになった。
この写真は矯正治療終了、インプラント補綴＝アバットメント（インプラント上部に接合する土台部分）試適行っているフェーズ。
手前の歯牙は形成、印象済で、すべての部分にジルコニアクラウン装着予定。
このように包括診療は非常に繊細なため、時間かかります。

無論患者さんの十分な理解と協力も必要なため、誰にでも治療可能というものではないです。