2021.08.17他院で行われたインプラント治療について

世界にはインプラントメーカーが約３００社、日本の厚労省認可メーカーは約３０社あります。
中には何で認可されているのか不可思議で怪しいものもありますが、、、、、
また、安売りインプラントに多いですが、歯科医の個人責任で海外から輸入している場合もあります。
さらには自分で工場に作らせているものもあると聞きます。
インプラントメーカーも競争激しく、倒産する会社も少なからずありますが、この場合パーツ等の供給は絶望的です。
実際、当院でも他院で受けた安売りインプラント、倒産メーカーでの治療による相談経験あります。
これらのケースはどうすることもできず、インプラント体の撤去、再治療行ったりした場合もありますが、コストの負担が困難な場合はそのまま対応不可とさせていただいた場合もあります。

当院で使用しているインプラントは、Biomet 3i（アメリカ）、ASTRA tech（スウェーデン）、ストローマンITI（スイス）で、症例に応じて使い分けていますが、これらメーカーに加えノーベル（スウェーデン）のもので世界的シェアが５０％程度あります。

時々相談がありますが、当院では、他院で行われた当院取り扱い以外メーカーのインプラント治療への対応はできません。
これは各インプラントメーカーにおいて使用器具の互換性がないからです。
また、同一メーカーでもインプラント関連器具、パーツは多岐にわたり、当然、一定数のパーツはストックしていますが、特殊なものは常時保有していません。

また、当院取り扱いメーカーでも、前医による治療がどのように行われたか分からない場合、患者自己都合、自己判断による治療中断、メインテナンス等の転医は対応できませんのでご了承下さい。

最近、他院でのインプラント治療後のメインテナンス受診せず放置、トラブル発生して当院に来院される方がおられますが、治療された歯科医院を受診して下さい。

インプラント治療に限ったことではないですが、メインテナンス放置、長期安定のためにお守りいただくべき事項を遵守されずトラブル発生しても対応は困難です。

過去の治療に不満があり、一からキッチリ再治療、治療終了後もメインテナンス確実に行いたいという意思のある場合は別ですが。