医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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2021.07.02セラミック、インプラントなどの高額治療は本当にいいのか?

結論から最初に言えばノーの一言。
安直な保険外診療に何の価値もないです。

保険外診療の歯科治療はあくまでも医療行為なのだから、様々なことに配慮し、科学的根拠に基づき、精緻な治療を行えば非常に有効ではあるが、それらプロセスをいい加減で雑なこと繰り返しても何の価値もない。

たった1本のPFZCr、PFMCr装着するにも、咬合関係、歯周病処置、根管治療、プロビジョナル、印象(形取り)、試適、、、、、膨大なプロセスが存在する。

保険診療の片手間、もしくは保険診療と同じレベルで行えるようなものではないし、行うべきものでもないが、実際はそうでもないのが実情。

今、歯科コンサルティングを熱心に入れている歯科医院など、患者さんへのカウンセリングの仕方、保険外診療への持って行き方、デンタルローンの薦め方などのノウハウを盛んに言いふらしているようだが、大変危険な状況。

何回も書いているが、歯科コンサルのやり口をご自身で調べるのも面白いと思いますよ。

カウンセリングも基本何の資格もないスタッフをコーディネーターと称し、付け焼き刃的対応行う場合が多いようだが、
言っちゃ悪いが所詮シロウトであることはほとんど知られていない。
実際、おかしな説明、治療での相談があとを絶たない。

病気に罹り、手術等処置の説明をうける場合、具体的内容を病院の事務の方が行うようなことはないでしょ?
なぜ歯科はまかり通るのか?

また、価格破壊と称した保険外診療も内容をよく吟味された方がいいです。
安いものはそれなりのものでしかないです。

そして使えもしないマイクロスコープ、CBCTが「いい治療を行っている感」を演出する単なる小道具、ハッタリになっていることも忘れてはならない。

別に無理して粗悪なものを選択する理由は全く無いということ。
また、患者さん自身、治療終了後メインテナンスなど行く気がサラサラ無いなら、最初からそのような高度な治療を行う必要もないということ。

ましてや、より高度で複雑な治療、包括診療など、一般の歯科医が安易に手を出すとロクなことない。

当院では前述の通り、じっくり時間、期間をとり、丁寧に予後の良い治療を目的としています。
しかしながら、費用は他院と比較して安いわけではないです。念の為。

どこそこの有名な場所で捕れた生きのいいせっかくの高級魚を、調理が下手くそで台無しにしている、、、、同じです。