医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2021.05.04歯がなくなるとインプラント?

歯がなくなるとインプラントと簡単に考えている患者さんは多い。
残念ながら歯科医にも多いというかほとんど。
歯牙がなくなった理由、虫歯、歯周病、咬合、力、、、、を考察せずに安直なインプラント治療行っても必ず失敗します。
口腔内28本の歯牙のうち、外傷でも無い限り特異的に一部分だけ問題が発生することはまずなく、本当にインプラント治療必要な方は、他にも様々な問題を抱えている事がほとんどどであり、それら部分に何のアプローチもせずにインプラント治療のみ行うことは考えられないです。
即ち包括診療。
築何十年も経過し、大黒柱に問題出ているにも関わらず、とりあえず風呂場だけ最新のものを入れてリフォームしますか?
もっと他に行うべきことが多々ある。
 
したがって、ご自身の状況を十分理解した上で治療、治療終了後のメインテナンスも確実に行う必要あります。

あれは嫌だ、これは嫌だ、でもああしろこうしろでは治療は進まないし、なし崩し的に患者さんの言いなりになることを昨今流行の「患者さんに寄り添う」とは思えないです。

複雑な治療を実行しようとするなら、患者さんにも覚悟は必要であり、できないなら無理して行う必要は全くないです。

できるこはできるし、できないことはできないです。

また、セカンドオピニオンだのサードオピニオンだの言葉だけが一人歩きしていますが、これまた本来の意味を理解しておられる方は殆どおられないです。
そもそも治療方法は無限にあるわけでもなく、標準治療+αしか存在しなく、そんなことよりもある歯科医にはできないが、他の歯科医にはできるという歯科医側(医師も含めた医療機関全般にも言える)のスキルの差に負うところが大きいです。
ネット情報何も考えず鵜呑みにしていると、ドクターショッピング、ドンドン深みにはまり怪しげな治療で膨大な費用をむしり取られるという事態にもなりかねない。

まあ、それもその方の判断、自己責任であり、正直、私は関わり合いたくないけれど。