医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2021.03.25セカンドオピニオンにご注意

今まで何度も書いているが、「セカンドオピニオン」を正確に理解しておられる方はほぼおられない。
現在通院中の歯科医院で上手く行かないから、他院に相談することをセカンドオピニオンとは言わない。
まず、「セカンドオピニオン」の定義を理解されること、そして実際にセカンドオピニオン行おうとするならば、その手順も理解していただきたいです。

また、現在では歯科に限らず様々な経験則、知見から「標準治療」が確立されていていて、最初からそれを大きく逸脱する治療など考えられず、したがって治療方法が多数存在するわけではないのです。
また、日本では良くも悪くも保険診療の様々なルールが存在し、残念ながら歯科においてはグローバル・スタンダードとは言えず日本独自、ガラパゴス化しています。
そこにつけこんでなのか、患者さんが治療方法をドンドン調べててゆくと、異常に安価な治療(例えばインプラント、矯正など)怪しげな治療に引っかかる例も多々あります。

治療方法の多様化は、その方法論ではなく医療従事者の力量に負うところが多いことが現実です。
ご理解を。

親知らずの抜歯を大きな病院でと言われた、骨がないからインプラントできないと言われた、歯周病は放置状態でインプラントを薦められた、メインテナンスに行っているっているのにドンドン状況が悪化する、何ヶ月も延々と根管治療続けているが良くならない、、、、、、、
このような相談が非常に多いですが、これらはセカンドオピニオンではなく単にその歯科医師のレベルの問題。
先日記したタコ焼き診療と相まって。

ただし患者さん側に問題ある場合もあります。
 
単なるセカンドオピニオンは基本的に保険診療の対象ではなく、自費となります。