医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2020.10.07その保険外治療本当に大丈夫ですか?

過去に他院で治療、しかも保険外の高額な治療を行ったものの問題多発で相談に来られたケースが続いた。
問題は2つ。
1つ目。
前医の確実な診断が行われておらず、行き当たりバッタリ、しかも治療自体の精度が非常に低いというもの=歯科医院側の問題。
2つ目。
治療自体の確実性に乏しいのに加え、もっと大前提、患者さん自身がよくわかっていないこと。
そもそも自分の状態を理解していない、簡単に考えている、意識の低さ、ブラッシングは悪いは、後々のケア、メインテナンスは行っていないは、、、、、、=患者側の問題。
多くは複合される。
2つの要因が絡まって放置すら、そりゃ悪くもなりますよ。

高価な治療を行えば素晴らしく、長期間保つ、、、、、というような考えの方は未だに多く、そんな幻想が次々問題を引き起こす。
セラミックで治療しても、根管治療、歯周治療、補綴治療、、、、、全て保険診療と同じ方法で行っているようなものに、高価な理由など全く無い。

当院の場合、各分野へのマイクスコープを用いた繊細な治療、型採りなども数本採得するのにも1時間くらいは平気でかかるし、メタルなりジルコニアなりの適合チエック、問題ないならその表面へのセラミックの筑成、再度のチエック等、完成まで少なくとも数回は必要。さらに完成してもそれらを一旦仮着し、しばらく経過観察し、誤差が発生したなら微調整行うことも当たり前である。

他院においてはそのようなプロセスすっ飛ばし、保険診療と全く同じプロセスで簡単に完成に至る事が平気で行われているのだが、簡単に早く治療終了したと喜んでいる場合ではない。
保険外診療はそれをメインに行うような診療システムを構築できておらず、保険診療の片手間に行えるようなものではない。

私は、患者さん自身、状態の理解、治療への積極的協力、治療終了後のケアへの参加が望めないような場合に高度な治療を行なおうとは一切思わない。

無論、今まで簡単に考えられていても、細かく説明して理解、協力を得られるのならこの限りではないが、納得され当院で治療開始か、結局また治療難民になるかハッキリ2派に別れるが、それは致し方のないこと。

どのような状態でも治療可能だが、ご自身の状況の理解ならびに、どのような治療をご希望なのかよく考えられて歯科医院を選ばれることをオススメします。