2020.07.11当院でのマイクロスコープ使用について

当院ではカール・ツァイス社（ドイツ）製マイクロスコープを設置しています。
高、高精度なな根管治療、保存治療、手術、補綴治療、、、、用途は多岐に渡ります。

しかしながら、保険診療においての使用は行っていませんのでご了承願います。
これは、マイクロスコープを使用しての治療は非常に時間がかかる、マイクロスコープ以外の使用機器、消耗品も多数必要でありそれらが非常に高価であり現行保険診療制度下では全くペイしないからです。
例えば根管治療など１時間位は普通であり、到底保険診療制度、例えば大臼歯の抜髄、根管治療、根管充填の３回の治療で支払われる保険診療費用は患者さん負担額を含め１００００円程度です。
マイクロスコープを使用しての精度の高い治療を行おうとするならｍ必要な時間は２時間程度で、到底対応できない事をご理解ください。

したがいまして、当院でのマイクロスコープ仕様は根管治療は自費診療、もしくは補綴物その他を自費診療で行われる場合に限定させていただいております。
当院では結果的にほとんどが自費治療となりますので、このあたりの誤解が多く困惑しています。

以上の理由から、保険診療下でマイクロスコープを使用するという医院もその実態は、低拡大で、さも高度な治療を行っているフリをしている場合が多いのが現実です。