2020.03.03包括診療・治療道半ば

術前

様々な問題を抱えているのは一目瞭然。
全顎治療（包括診療）希望で来院された。
抜歯、根管治療、歯周病治療、MTM、咬合治療、顎関節治療、、様々な治療を行い、２個めのプロビジョナルクラウンが装着された状態。

この状態で咬合を煮詰めてゆき、患者さんの歯牙形態の希望なども取り入れつつ最終補綴物とほぼ同等のプロヴィジョナルクラウンを再度作製し、更に経過観察後最終補綴物（今回はPFMCr-Br）を作製する。
本ケースは歯周病の進行があったが、なんとか歯周外科処置を駆使し、歯牙保存ができており、インプラント治療は行っていない。
中長期的に怪しく、将来的にはそのような治療も視野に入れる必要もあるのだが。
いずれにせよ、このような治療は治療期間も、外科処置など一時的に辛抱して頂く事が必要な治療は避けられない。
したがってご自身の状況の十分な理解と協力がないととても実現不可能。
また、１回あたりの治療時間も１時間程度は普通であり、これもやはり５分１０分のち領事館しかとれない保険診療メインの歯科医院では対応できない。