医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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  • セカンドオピニオンの大きな誤解・転院、転医とは違うということ・その2

2019.12.01セカンドオピニオンの大きな誤解・転院、転医とは違うということ・その2

前回記事アップ後様々な質問を受けたので追加。
セカンドオピニオンと転院、転医は全く違うことであることは前回書いた。
また、繰り返すが、今通院中での説明がよく分からないから、理解できないから、何かしら不審あるから、治療費用についての妥当性について別の医院で話を聞くというのはセカンドオピニオンに該当しない。
いくら懇切丁寧な説明があっても、よく分からない、理解できない、あれは嫌、これも嫌ではそもそも高度な医療受診は困難であることも理解していただきたい。

理解できないことがダメだということを理解する必要がある・・・・・大きなパラドックスである。

セカンドオピニオンについてはご自身でしっかり調べていただきたいが、現在かかられている医院の紹介状、経過に関する様々な資料なしにセカンドオピニオンは成立しない。
ぜか?
前医からの資料がないと、前医が取得した資料から導き出された診断、治療計画についてどのようなプロセスがあったのかコメント出せないからである。
当然、その中、過程において診断、意見が違うという事が発生する可能性があるから。
資料を持参されても、追加検査必要な場合も多いが、何もない状態から正確な診断を出そうと思うなら、ルーティーンに従って規定の検査、診査を一式行う必要があり全く二重になってしまう。

先日も実際にあったが、某歯科医院においてインプラント治療を薦められたのだが、どうなのかという「セカンドオピニオンもどき」。
無論正規のセカンドオピニオンではないため、一切の紹介状、資料なく、当医院で簡単な検査を行ったのだが、、、、、
インプラント予定部位前後の歯牙の状態が非常に悪い、インプラント予定部位以外に様々な問題を抱えているが、それらに対しては何の説明もない、そもそもこの患者さん御自身が現状をよく理解しておらず安直に考えている、、、、、。
私はあくまでもエビデンスベース、経験でしか言わない。
(最近エビデンスベースという歯科医も多いが、何を根拠にしているのか曖昧だし、殆どは誤り。エビデンスベースと言われたなら根拠となる論文なり、記載なりを提示してもらうべき。)
結局核心をはぐらかす、真綿でくるむような言い方は行わない。

私の結論は、詳細な検査を行っていないけれど、明らかに様々な問題を抱えているので、もう一度他の部分も含めてよく相談することを強く勧告したのみ。

家に様々な問題を抱えており、しかも根幹部分にも及ぶにも大きな問題を抱えており、本来大掛かりなリフォームが必要なのに、それらには何の言及もなく、単に風呂場をきれいにしようというような話。
患者さん自身の安易な考えと、いい加減な歯科医が状況を悪化させる。

そして、患者自身がルーズでいい加減、治療中断、他の医院を受診などは全く別の話。
どこの医院でも相手にされないが、分かってないのは患者本人。
どんな患者でも一人でも多くと考えている歯科医院が大多数だが、無論そんな医院できちっとした治療は不可能。
また、ドクターショッピングも別の話。
対応は難しい場合も多い。