2019.11.10セカンドオピニオンの大きな誤解・転院、転医とは違うということ
セカンドオピニオンという言葉が一人歩きしている。
正確な定義を理解している人はほぼ皆無。
本当にセカンドオピニオンの要件を満たして来院された方はごくわずか。
一度正確な定義を調べ、十分理解していただきたい。
セカンドオピニオンは、今かかっている医師への不信感などから、他の治療方法を他の医師に尋ねるものではない。
この時点で既に「???」と思われる方も多いだろう。
セカンドオピニオンはそのようなものではなく、転院、転医という。
そもそも前医での説明を十分理解していない状態でのセカンドオピニオンなどありえず、意味ない。
まず十分に説明を受けられ、深く理解された方がよいが、何となく言われたことがよく分からないからというような理由が非常に多い。
実際に当院であった、その「セカンドオピニオンもどき」の実例。
・自分で調べた根管治療のことを私に色々聞かれても、保険診療ではできないことばかり。
かといってすべて保険外診療でのコストは高いと言われても、どうすることもできない。
・インプラントの値段について・・・・・難易度は?、どのようなメーカーのインプラントを使用するのか?、どの程度
のレベルの歯科医が治療行うのか?、後々のフォロー体制は?、などでピンきりであり、一概に高い安いは分からな
い。
色々評判よろしくないにもかかわらずびっくりするくらい極端に高いケースある。
逆に極端に安かったりするものもある。
ファーストフードと、きちんとしたレストランとを比較しても無駄。
・インプラント治療について・・・・・ただ単に欠損部に対してのインプラント治療について尋ねられても、その他の部
分に大きな問題を抱えており、単純には済まないケーなどは意味ない。
他に大きな問題抱えているものの、インプラント部位のみ話がものすごく多い。
これは前医の知識、診断力、治療計画立案力に問題あると思われるが、、、、、、当然、技術も大したことはないと思
うが、私の口からは何も言えない。
他院の悪口を言って当院に来てもらおうなどという考えは一切ない。
現状の正確なことはお伝えするので、当院での説明に納得されて転医されたケースは多い。
・矯正治療終了と言われたが、噛めない・・・・・・私に言われてもねえ、、、、、、明らかにおかしいが、私が治療
するなら費用は全額負担していただくことになるので、その医院にもう一度相談していただいた方が、、、、、、とし
か言えない。
過去に前医を見切って当院に転医されたケースもある。
真当な相談ならいいが、よく理解されていない状態での安易な何でも相談所と思われても、煩わしくて非常に困るのです。
また、以前にも書いた通り、当院での正式なセカンドオピニオンは保険外診療扱いとなる。