2019.09.30自分にあった歯科医院を受診されることをおすすめします

どのような商品にしろ、サービスにしろ、ユーザーの志向が多種多様であるから、当然、普及品からハイエンドなものまでバラエティーに富む。
歯科治療でも同じ。
今までごく普通の歯科医院に通院されていた患者さんが当院に来院され、徹底した術前検査と治療計画の立案に驚かれる場合もあるが、当院では普通のこと。
急性症状の緩和は別にして、術前の詳細なデーター収集なしにいきなり治療に入ることはないし、逆に言うなら検査なしに治療に入るという事は疑問。
緊急時以外で、病院を受診していきなり手術ということはないであろう。
検査し、病気を特定し、治療計画を立案、説明、同意を得てから治療となるが、歯科はこれらがない場合がほとんど。
一般的な歯科医院では様々な問題点を説明しても、「まあ、痛くなってから。」と言われるのがオチで、細かいことを言って患者さんに嫌われることを避けたい歯科医院側はそれなりのことしか行わないのが現状で、どっちもどっち状態。
高い治療要求がない患者さんは虫歯、歯周病は「病気」であるとの認識がない場合が多いし、「いい治療」の概念が曖昧、歯科医院側と大きくズレている場合も多い。

私は、患者さんから嫌われようとも事実のみ正確に説明するようにし、そして、患者さんの要望も取り入れながらベストな治療プランを提案行うようにしているので、当院の治療理念と患者さんの治療要求が違う場合、他院受診をお薦めすることもある。

ハッキリ書くなら、患者さんも歯科医院も良くも悪くも客層と提供するサービスなり治療理念は均衡を保たれており、そこから上に下に外れる治療要求をしても治療実現の可能性はない。
その場しのぎ的治療に終始していては、状況はどんどん悪くなる。
メインテナンス行っていても同じこと。
そもそもマトモな治療も行わずにメインテナンスなど何の意味もない。
ネットでレストラン探し、実際行ってみても大したことなかった。同じですねとある患者さんが言われていたが、今どきネット情報を鵜呑みにしてはいけないし、情報内容、検索順位は操作されている。
因みにに当院では検索順位上げるような努力は一切行っていない。
行えば確実に患者さんの来院数は増加するが、それより一部の煩わしい事に関わるほうが嫌なので。

治療の選択肢、治療技術は歯科医により大きな差がありますが、時間とコストのムダを避ける意味でも、患者さん自身の治療要求が高いならそれを実現可能な歯科医院を、とりあえず的、それなりの治療要求なら、それなりの歯科医院を受診されることをおすすめします。

ただし、高い治療要求を実現するためには時間も、期間も、コストもそれなりには必要です。
よく理解されず、無理して行ってもロクな事はない。

ここ最近、特に他院からの転医が多いので色々思う今日このごろ。
複雑な治療要求のある患者さんが、前医において予約制にもかかわらず３０分、１時間は平気で待たされ治療時間は１５分程度。これでは全顎的、包括的高度な治療は無理というもの。
当院では完全予約制で、１人あたり１~２時間は当たり前だし、この程度の診療時間を確保しないと精度の高い処置は不可能です。