医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2019.08.09怪しいインプラント

世界には300社以上のインプラントメーカーがあると言われている。
日本には厚労省の認可したものが約30社。
それらを網羅したカタログが毎年発行される。
ここには、業界での評価が低く胡散臭いもの、世界的に全く認知されていないものも入っているが。
インプラント自体の評価は高くとも日本での売り方に問題あり、評判を下げているメーカーもある。
逆に世界的に評価あるけれど、日本には入っていないものもある。
昨今、歯科医の個人的責任で某国のインプラントを個人的に輸入したり、自前で作ったりという話もある。
他院でインプラント治療したものの問題発生して相談に来られるケースがけっこうな頻度であるが、マトモなメーカーのものなら何とでも対応可能だが、全くお手上げのケースもちょくちょくある。
聞くと非常に安価なコストでの治療が多い。
中には安価な価格設定にはそれなりのものを使用し、結局は高い、「一流メーカー」のインプラントを薦められるという話も聞く。

「一流メーカー」インプラントを使用しても、実際の手術手技がお粗末というのもよくある。
最近、市場が飽和なのでインプラントメーカーの価格ダンピング、技術レベルの低い歯科医院などへの乱売もあるので一流メーカーなら安心とも言えず、このあたりの事情は正直、患者さんには分からないと思う。
インプラント治療において、きちんとしたメーカーのものを使用することは必要条件であるが、十分条件では無いという事をしっかりご理解を。

海外でインプラント治療受けられたようなケースで、日本に入っていないインプラントだと対応に苦慮するケースも。

インプラント治療を行おうと考えておられるなら、少なくとも通院する歯科医院がどのようなメーカーのものを使用しているかしっかり調べるべきである。

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