医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2019.06.046月4日〜虫歯予防週間ですが・・・・・

6月4日から虫歯予防習慣です。
8020運動もそれなりに結果を出せているようだが、地域間はものすごくある。患者間の意識格差もものすごくある。

人の歯に問題を起こす3大原因は1・虫歯、2・歯周病、3・咬合(事故による外傷を除く)。
事故などによる外傷は不可抗力なので自身でコントロールできないが、1、2はブラッシング、メインテナンスで予防可能だ。
3・咬合に関しては簡単な調整で済むケースから、ナイトガードの使用、さらには矯正、補綴処置が必要なケースまで様々。

しかしながら、1,2,3が単発で起こるわけではなく、多くは複合的に起きるので話は厄介。

ところが、1,2,3以外の第4の理由も存在する。
これだけ歯科医院が乱立しているが故、このWebでも度々紹介しているおかしな治療が、言わば歯科医が問題を引き起こすケースが多々ある。
そのような歯科医院では治療がエンドレス。

1,2,3,そして4の問題を解決しようとするなら、複合的治療を行う必要がある。
複合的治療を行うには様々な分野の知識、技術、経験を総動員しないと成功には至らない。

これを「包括診療」という。

人は親知らずを退けると上下顎各14本の歯を有するので、口腔内全体の診査、診断から作製した治療計画のもと1本1本の歯牙に精度の高い治療を行う必要がる。
なので、生半可な知識、技術で手を出すと悲惨な結果となる。
先日も長年に渡り他院において治療、メインテナンスを行っていたにも係わらず、状況がドンドン悪化し、次々抜歯されることに疑問と不安をもたれて来院された方がおられた。
それまで、治療を行うまでに検査、診査、診断、治療計画の立案など全くなかったそうで、行き当たりばったり、問題出たところだけの治療を行っていたとの事。

結局、当院で「包括診療」を行うこととなったのだが。

だから、人が歯を失う原因は前述の1,2,3だけでは無いのである。