医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2019.06.25コンポジットレジン充填

他医で半年前に処置されたメタルインレー脱離をコンポジットレジン充填で処置。
そもそもこの程度の虫歯治療でインレー治療はムダに歯牙を削合して疑問。
当院では1級インレーは保険でも保険外でも一切行わない。
通常の保険診療なので細かいことを言い出すと色々あるが、使用コンポジットレジンはベースにフロータイプ、その上部にペーストタイプの計2種のみ使用した簡便な方法だが、十分満足していただけるレベルの処置可能。
保険外診療の場合は、保険適応外のより耐久性、審美性の高いコンポジットレジンを5〜7種複合して使用する。
なお、このような治療にラバーダムクランプはマスト。
写真にはないが、治療終了後にいかに機能回復しているかが重要なため、クランプ除去後タイトに咬合調整、形態修正、研磨で完成なので、結構治療時間はかかる。
コンポジットレジン充填は本来非常にテクニックセンシビリティであり、メタルインレー処置の方が早い。
コンポジットレジンの長期に渡る耐久性はセラミック、メタルには劣るため、バカのひとつ覚えではダメであり適応範囲を慎重に選ぶ必要ある。
形成窩洞に咬頭を含んでいたり、修復部位が非常に大きい場合は不可。
安易にコンポジットレジン修復行ってきれいになったと喜んでいても、そのテクニックセンシビリティ故、直ぐに欠けたり、接着がうまく行かず剥がれたりして、結局2次的な虫歯を再発してしまうので注意が必要。

術前
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術後
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