医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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2019.05.16様々な手法を用いてのフルマウスリコンストラクション治療例 その2

上顎、オールセラミッククラウンのジルコニアコーピング(芯の部分)適合状態確認
下顎矯正治療はほぼ終了
下顎前歯が先天的に3本しかないので正中を合わせられない。
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最終補綴物装着(仮着中)
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このように全顎的に歯周病、虫歯が進行、保存不可能な歯牙も多数存在し、患者さん自身は治療行いたいにもかかわらず、歯科医院側がその場しのぎ的な治療を繰り返しに始終し、それはその歯科医院の対応能力の欠如に他ならないのだが、どんどん状況が悪化してゆき患者さんが不利益を被るという流れは多々あるが、私としては非常に残念である。
ムダなメインテナンス(メインテナンスになっていないメインテナンス)を繰り返していても状況変わらず、もっと早く治療開始できていれば、もっと簡単に治療できたかもしれない。
本ケースは典型的な包括診療、それは、診査、診断、治療計画の立案ならびに患者さんへの説明、同意後、歯周病初期治療、保存不可能な歯牙の抜歯、根管治療、プロヴィジョナルによる咬合治療、確定的な歯周外科治療、インプラント治療(インプラント治療も難易度は様々)、矯正治療、歯肉退縮部位へのマイクロ歯周外科治療、、、、、、、、、複雑かつ高度な、ありとあらゆる方法用いての治療となったが、全て当医院でワンストップで行っている。

自分の専門外の知識が希薄な自称「専門医」でたらい回しになって、結果が出ないことはよくあることだが、当医院ではワンストップで全て私自身が行っている。

治療期間約1年半。

ここまでの治療ができたのも、患者さんの治療に対する深い理解とご協力、それに前医から治療不可能と言われても諦めずにご自身で色々調べられた結果のたわものと、私ならびにスタッフ一同感謝である。
また、ケース公開に承諾いただいたのも、「一般患者は歯科医に無理と言われればそれで諦めてしまうが、歯科医自体の知識、スキルの差が大きい事を今回よく分かった。」からなのだそうだ。
私は、下顎管を巻き込んだ親知らずの抜歯、口腔内腫瘍、外科処置が必要な矯正治療などは専門医にご紹介したことはあるものの、それ以外で複雑な事を理由に治療を断ることは未だかつてない。
インプラント治療、歯周病治療などの領域はゼロである。
必ず、何らかの治療方法をご提案できる自信ありますので、迷っていないでご相談下さい。
ただし、治療時間も、期間も、コストは必要。
1回あたりの治療時間が10分、15分ではとても実現不可能なので、保険診療主体、片手間で自費診療行うような歯科医院では到底無理。
しかしながら、一番大事なことは、「患者さんの協力、モチベーヨン。」であり、これが無いなら何も始まらない、結果も出ない、後々ロクな事にならないので十分良く考えてから臨まれたい。

患者さんにとっては治療が大事なのではなく、治療した状態が長期に維持できることが大事であり、目的でもあるので、患者さんと二人三脚で今後メインテナンスを行って行きたいと思う。