医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2019.05.23上下無歯顎へのインプラントでの対応 その1

状況がどんどん悪くなったものの、前医では根本的対応してもらえず、義歯の調整に始終し、噛めないと来院されたケース。
上下共無歯顎の場合、様々な治療プラン提案可能。
この方の場合、上顎に関しては長期に渡り義歯を使用してこられたので、義歯に対する違和感はあまりないのだが、
下顎は嘔吐反射の関係で使用が困難。
様々な検査の結果、治療プランを提案させていただいた。
概ね、
1・今までと同様、上下共総義歯を作製・・・・・現状、不満が多いので患者さんは却下
2・上下共インプラントによる固定式補綴物作製
3・インプラントをアンカーとし、総義歯を安定させる方法
4・2,3のコンビネーション

ということで、上顎は今まで義歯を問題なく使用してこられたので義歯という形態はそのままで(口蓋部分をくりぬき、
一部を金属で薄く作製する)、インプラント+アタッチメントにより義歯を安定させる方法。
下顎はやはり違和感が強く義歯の使用が困難なため、インプラント+固定式補綴物とした。
インプラントが埋入された状態
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インプラントプロヴィジョナルが装着された状態
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上顎にはテンポラリー義歯
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下顎インプラントにアトランティスチタニウムアバットメントがセットされた状態
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続く。