医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2019.02.22 舌がん・・・・・

ある芸能人の方の舌がんの件で、メディアは大騒ぎである。
当院にも、年に何回か、口内炎が主訴で来院がある。
多くは単純なアフタ性口内炎であり、消毒、塗り薬で1週間程度で消退する。
そもそも、アフタ性口内炎の原因は未だ解明されていなので、治療方法も確立されていない。
ウィルス感染(ヘルペス、手足口病など聞かれたこともあろう)、ストレス、ビタミン不足、全身疾患の一症状(重篤な全身疾患のことある)、様々なことが言われているがはっきりしていない。
しかし、この口内炎も中には明らかに潰瘍化していて非常にまずい状態のものや、その一歩手前の(全ガン病変)白板症、紅斑症といわれるものものにも遭遇する。
概ね、視診、触診で見当をつけることが可能なのだが、確定診断には生検が必要であり、仮に病理検査の結果で「黒」とでたならば、結局施設のととのった病院への紹介となるので、当院の場合は最初から疑問に思うケースは大きな病院の口腔外科を紹介していている。
残念ながら多くは予測が的中する。
にもかかわらず、メディアによるとその芸能人が通院していた歯科医院では漫然とレーザー照射を行っていたそうだ。
そもそもがんの可能性を微塵も疑わなかったのか?がんなら、レーザー照射でかえって状況があったすることを理解していなかったのかと思う。
大体、メディアは先日の白血病のスポーツ選手の件といえ、ピント外れのコメンテーターの意見が誤解を生む可能性もあることを全く精査しないのは嘆かわしい限りである。
今に始まったことではないが、結局リテラシー低めが振り回されるだけ。
病人は素人がどうのこうの言わず、そっと見守っいて応援すればいいのにと思う。
いずれにせよ、早く元気になられることを願うばかりである。
何分にも青春ど真ん中のアイドル、女優であるので。

不適合な入れ歯、補綴物、歯牙による長期的、慢性的な傷ががん化する可能性のあることは事実なのでご注意を。
だから、、、、短絡的に矯正治療しましょうとか、補綴をやり変えましょうとか、どこかのバカが言い出しそうだが。