医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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2019.01.15PFMCr 、コンポジットレジンによる審美治療・術後15年

PFMCr(保険外診療)、コンポジットレジン(保険外診療)による審美治療、術後15年。
メインテナンス中。
PFMCrからオールセラミッククラウンに移行する風潮があるが、PFMCr、オールセラミックにも様々なタイプのものが存在し、それぞれメリット・デメリットあるので私はケースバイケースだと思う。
現時点では、オールセラミックのブリッジはロングスパンのものは不適であり、ショートスパンのものでも非常にケースを選ぶ。
歯科医側の技術レベル、精度へのこだわりに非常に左右される。
また、光学スキャンなども縁下マージンには不向きであるので、最新の技術だという触れ込みに惑わされないほうがいい。
特に補綴物の適合精度は、PFMCrにアドバンテージあると思うが、そもそもの適合精度に対しての考え方は歯科医次第であり、正直、他院で行われた「保険外診療」は当院での「保険診療」に遠く及ばない場合も多い。
精度が悪いと2次カリエス発生リスクが著しく上がり、様々な問題を引き起こすが、そもそもの精度が悪いということを患者さん自身は分からない。
当院では、私の基準を満たなさい場合は患者さんには迷惑かけるが再印象、再製作する。
それが患者さんの利益であり、プロとしての私のスタンス、意地である。
まあ、テキトーにやっておく方がはるかに楽だが。
色々キレイ事を言っていても、精度云々は歯科医のレベルが如実に分かる部分である。
自院のWebでも、使いもしない色々な診療機械自慢や内容のないホスピタリティ自慢はあっても、精度の事には言及したがらない。
型採りした歯型を見せてもらうなり、貰うなりすれば一発で分かる。

コンポジットレジンも条件が良ければ長期間安定する。
変色、褐線も出現していないが、これは患者さん自身のメインテナンス、定期的なメインテナンスに負うところが大きい。
ただし、本症例は保険外診療で行っている。
無論、審美治療を行う前に根管治療、歯周病治療を行っている。

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