2018.10.25下顎インプラントフルボーンアンカーブリッジ

長期にわたり上下顎義歯を使用されていたのだが、違和感が強く、どうにもうまく使用できず、半ば諦められていたのだが、インプラント治療という選択があるということを調べられて来院。
念の為、前医で作製された既存義歯を色々調整したのだが、安定優先だと義歯が大きくなり違和感強く、小さくすると安定性が損なわれる。
やはり、しっかり食事をしたいという希望が強く、インプラント治療になった。
上顎は装着に違和感があまりないため、安定優先で２本のインプラント＋アタッチメント＋無口蓋総義歯作製。
インプラント２次オペ後。
使用インプラントはアストラTX、EV。


プロビィジョナル装着時。

プロビィジョナルはスクリューで止めている。
長期間義歯を装着しない状態であったため、顎堤が一部吸収している。
アクセスホール位置に若干問題あるが、今回は、年齢の事を考慮し、積極的な骨造成は行っていない。
術前のシュミレーションで、機能的、審美的満足してもらえる上部構造（セメント仮着法）作製可能と判断した。
まだまだこれからの症例であるが、このような総義歯から、ある日突然プロヴィジョナルとはいえインプラント固定式の上部構造が装着せれると、その日から食生活がガラッと代わることに皆さん驚かれるとともに、自分自身の「歯」の重要性を再認識、失ってしまったことへの後悔を話される。
経過はまた後日。