医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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  • インプラント治療を簡単に考えてはいけないということ

2018.08.08インプラント治療を簡単に考えてはいけないということ

以前から何度も書いてること。
患者さんもそして歯科医もインプラント治療を安易に考え、悲惨な状態になっているケースにしばしば遭遇する。
ポジション的に有利、骨がしっかりしている、インプラント治療部位以外の様々な状況も大きな問題がない、そもそもブリッジ治療で対応可能でありインプラント治療を行う必要があるのかどうかもわからないようなケースなら、細かいことを言わないなら、少なくとも抜歯くらいできる初心者歯科医でも治療は可能である。
しかし、このようなケースは稀である。
当医院においては他医院で治療できないと言われたような患者さんが多く来院されるためか、一筋縄ではいかないケースの割合が多い。
それはそれで興味深いが。

交通事故などの外傷で歯牙欠損が起きたのならいざしらず、多くの場合、歯周病、根管治療、咬合、歯並び、補綴、など様々な問題を抱えている場合がほとんどであり、これらに対し様々な角度から全てに対応できない、もしくは信用できる歯科医とチームを組めないような歯科医がこのようなインプラント治療を行ってはいけない。
前回のエントリーである少々難しい抜歯を行えず丸投げ、歯周外科処置を行えない歯科医がインプラント治療を行うべきではない。
インプラント治療は歯周病に対する外科処置、すなわち歯周外科処置の延長線上にある処置と私は考える。
患者さんが分かるレベルの治療水準しかクリアできないようではダメでであり、患者さんが分からない、プロとしての責任を果たせるレベルでクリアでなければダメということ。
でも、安易に行われていることが現状である。
ここに、安易に考えている患者さんが絡んでくると、、、、、、、ロクなことにはならない。

まあ、インプラント治療に限らず、他の治療全般にも言えることなのだが。