2018.04.23第１５回　日本顕微鏡歯科学会

第１５回　日本顕微鏡歯科学会に参加してきた。
有益な情報も多かったが、単なる診療器機の一つにしか過ぎないマイクロスコープが、独り歩きしている感は否めない。
マイクロスコープを使用していると言いつつも、もっと根本の治療計画がおかしなもの、マイクロスコープを買う前にもっと細かいものを掴むための精度の高いピンセット買えよとか、歯周初期治療には使用するが、進行した歯周病に対する歯周外科処置はそもそもその歯科医院では行えない、インプラント治療にマイクロスコープを使用するため、本来必要でない場合にもガイデッドサージェリーを多用するなど、？？？な部分も多く見受けられた事は残念。
まあ、ガイデッドサージェリーを治療費に上乗せするという方針なのかもしれないが。
日本はマイクロスコープ世界トップレベルの普及率らしいが、販売は頭打ち、多くは使いこなせず放置状態、患者へのハッタリになっているらしい。
今までにも多くの治療器機、治療方法がパッと流行り、あっという間に誰も振り向かなくなる、、、、、よくあること。

昨日今日、ブームに乗っかって使用し始めた訳ではない私は、淡々と使用するのみ。

いずれにせよ、マイクロスコープを使用しての治療は時間もコストもかかるので、全ての保険診療で使用することは不可能であるし、大前提として、治療内容をよく理解され、やる気のある協力的な患者さんにしかできないことは事実。