2018.04.12歯科医業コンサルトは？

歯科コーデイネーターに続き、歯科医業コンサルについて。
歯科医院は飽和状態であるので、このような業者がはびこり、乗っかる歯科医院も多い。
（歯科医院はコンビニよりも多いという言い方は詭弁。コンビニが歯科医院より多かった時期は一度もない。リテラシー低い人に対し、単に危機感を煽っているだけ。）
他業種の起業塾とか、情報商材屋と同じかも。
拡大路線一本で、短期間にありえない数字を出すとか、共通する部分も多い。
当医院にも様々な業者から営業がある。
マトモなマーケットリサーチャー、コンサルタントも僅かではあるがあることはあるが殆どが胡散臭い。
全く興味はないし、言い方は悪いが、そこまでして客寄せしても、深い理解の上での当医院の治療方針、治療内容を求める人は集まらないので行おうとは思わない。
色々面倒な事に巻き込まれるのも嫌なので。
大きなコンサル会社でノウハウを習得して、独立する場合も多い。
歯科業界は他業種と比較するとチョロいとナメられている部分もある。
ちょっと知人の知人にでコンサルを導入し、「歯科医院経営」に熱心な人がいるが、その内容を伝え聞くと、ここには書けないような恐ろしい話がいっぱいある。
その医院のWeb見ると、ご多分に漏れず、どうでもいいような肩書の羅列、診療器機の自慢、、、、、そのくせ、実際の治療症例が殆ど無い、あっても極初心者？みたいなものばかり、、、、、、。
まあ、リテラシー低めの患者には効果絶大なのだが。
その手法をネットで色々調べてみられるとよい。
新患数◯◯倍、自費診療△△倍、、、、、、数字アップに必死である。
しかし、ここで患者さんにとって重要というか、恐ろしい事実なのだが、彼らは歯科医療に関しては全くの素人であり、
歯科医療の学術的、技術的側面をブラッシュアップして、前述のような成果を出してゆこうというものではなく、
ひたすら客寄せのノウハウ伝授だけである。
そのやり口も、最初はコンサル先の軒数限定といいつつ、好評のためと言ってズルズル増やすなど悪徳商法のフォーマットと共通するものも多い。
どのコンサルもほぼ共通している。見事に共通している。
歯科医療、医療において学術、技術、経験を差し置いての単なる客寄せ方法など、表面上の浅い部分のことでしか無い。

ネットもしかり、金出して掲載依頼する「名医紹介本」もしかり、そのトバッチリを喰らうのは患者さん自身。
よく考えて欲しい。
よく調べて欲しい。
色々おもしろいことが分かる。
医療の世界で、学術、技術、経験のある意味ハード的な部分をないがしろにし、その他のソフト部分のみをクローズアップして客寄せする手法について。

このような怖い怖い事が、あなたの知らない水面下で行われている。

自衛策は、自身のリテラシーを高める事だけである。
別に歯科医療、いや医療全般、その他に限った事ではないのだが。