医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2018.03.22審美インプラント症例

右下乳歯(犬歯)晩期残存、犬歯永久歯先天的欠如症例。
咬合もしていない。
術前。
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隙間が非常に狭いが、問題なくインプラント埋入できた。
使用インプラントはASTRA EV 3.6/13.0。
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最終補綴物をオールセラミッククラウンとするため、ジルコニアアバットメント使用したいのでこのタイプを選択した。
PFMCrならもっと細いタイプのインプラントを用いてもいい。
CAD/CAMガイデッドサージェリーは使用していない。
このような隣接歯牙が近接したケースで、他医院において隣の歯牙を傷つけてしまって相談に来られたケースが過去にある。
ガイデッドサージェリーを使用してである。
最近、ガイデッドサージェリーが「流行り」なのだが、CBCTも含め、単に治療単価を釣り上げるための手法になっている場合があることは非常に残念である。
ガイデッドサージェリー大手の資料によると、1〜3本埋入のためのもの、しかもパイロットドリル用、すなわち単にインプラント埋入位置を決めるためだけのものが大部分であり、本当にガイデッドサージェリーが必要なのかどうか疑問である。
ガイデッドサージェリーは、インプラント埋入のための数本のドリルならびにインプラントフィクスチャー埋入までサポートしたものがある。
ガイデッドサージェリーもメリット・デメリットあるし、開口量の問題で使用不可能な場合もあるのだが。

さて、本ケースは頬側(外側)の骨が薄く、適正な位置に埋入すると、インプラント体が一部露出すような状態であったので、埋入時にBiooss、メンブレンによる骨造成も行っている。
2次オペ時。きれいに骨ができあがっている。
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最終補綴物(オールセラミッククラウン)装着時(仮着中)。
これにより、アンテリアガイダンス、咬合が確立された。
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隣の歯牙は形態修正のため、セラミックラミネートベニアで処置している。
ホワイトニングも行っている。