2018.03.08ジルコニアベースセラミッククラウン

CAD/CAMで作製されたジルコニアコーピング上にセラミックを焼付けたオールセラミッククラウン。
ジルコニアコーピング試適。


マイクロスコープによる強拡大写真。

精度の高い歯牙形成、印象はもちろんのことだが、
高精度な適合を望むなら、事前のプロヴィジョナルクラウン調整、歯周治療が重要。
微細な血管、ステップリングといわれる繊維組織の走行が見られ、健康な歯肉が獲得されている。
なんで毎回毎回、チマチマ治療を行っているのか、中々患者さんには理科しがたい部分であるかもしれない。
完成時。

矯正治療までは希望されなかったので、形態に苦労した。
このような補綴処置が行われなければ、長期的な予後は望めない。
ただ単に、セラミッククラウンで被せ、パッと見た目キレイにすればれば審美歯科・・・・というものでは決して無い。
もちろん、私の診療を支え、健康な歯周組織獲得のための歯科衛生士その他のスタッフの努力、そして、の診療を支えてくれる歯科技工士の力量も大きい。