医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

  •   >  
  •   >  
  • ネット広告・術前術後写真掲載はなぜダメなのか?

2017.12.07ネット広告・術前術後写真掲載はなぜダメなのか?

ネット広告について、術前、術後の写真掲載や、患者体験談の掲載が来年6月から禁止される。
術前、術後の写真はダメと言いつつも、詳細な説明がある場合は問題ないと、何かしらハッキリしない。
患者さんは術前、術後の症例を提示することにより、治療の結果イメージを持つことができるので、有用だと思うのだが、そのイメージが捏造されたものなら意味はない。

次々起きる美容整形や、得体の知れない免疫療法の訴訟沙汰が影響を与えているようだ。
同様の美容目的の治療を、美容外科よりも安価に歯科でも行なっている所もあるようだが、はたしてどうなのだろう。

今後、美容外科協会では、認定医制度を設け、優良な美容外科医を紹介するとの事だが、歯科の色々な学会同様、所詮は任意団体であり、国が認めたものではないので、効果の程は?
国が認めたからどうというものでもないが。
違うパターンでのトラブル発生も懸念される。
ネット広告では、
写真の加工、よそからの無断借用、ライターによるありもしない患者体験談捏造などが後を絶たないので、当然と言えば当然なのだが、実際当医院で行われている高度な治療内容の紹介に制約が出る可能性があることは否めなく、ひいては患者さんの情報収集にも支障が出る事が予想されるが、概ね私は好意的に見ている。
なぜなら、現状、あまりにも綺麗事が多すぎるから。
写真の、加工、使い回しい、患者体験談の捏造、使い回しいなど、Webを注意深く見て行くと、全く同じ文章が掲載されていたり不可解な部分が多々あるのだが、リテラシー低い人は簡単に誘導されてしまう。
ヤラセに関しては別に歯科、医科に限った事ではなく、商品、レストランなどのランキングサイトも胡散臭い物が多く、バカが誘導されている事は今に始まった事ではない。
さらに、怪しげな治療方法への誘導もかなりあるのだが、一般の方に判断は難しい場合も多い。
全く相手にしていないが、ポータルサイトへの掲載のウザい営業もちょくちょくある。

当医院では現在、ポータルサイトへ正式に掲載依頼しているものは一つもない。

来年度からの施行に伴い、当医院でも見直しが必要な部分が出てくるだろうが、
残念ながらイタチごっこが続くのだろうし、現にその抜け道の指南しますというこれまたウザい業者からのアプローチもある。
Web屋もそこまで大変と言うことか。