医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.12.115th Asia-Pacific Microscopic Dentistry Meeting

IMG_2056.JPG
東京で行なわれた、5th Asia-Pacific Microscopic Dentistry Meetingに参加してきた。
しかし、アジアエリアの学会と言う割には参加者は少なく、ショボい。
この程度の規模と言う事は、残念ながら日本におけるマイクロスコープを本当に使用している、稼働率は大したことないと感じる。
様々なメーカーのマイクロスコープが展示、デモされていて試してみたが、やはりZeissか、それ以外の数社しか使えないという感じ。

日本にマイクロスコープは8000台程度あり、世界随一の普及率らしいが、色々メーカーの人と話していると一部保険導入されたので一気に普及率が上がったものの、実際は使いこなせず宝の持ち腐れ、患者さんへのハッタリになっているような事を案に示唆していたことは、以前から聞いてはいたが興味深い。
展示会場をブラブラしていると、私の近くで、日本で一番オプションのついているという自分のマイクロスコープを自慢している人がいたが、それを使ってどのような治療を行っているという話は遂に出てこず、「アホちゃう?」としか思えない。
よほど彼の歯科医院は儲かっていて、何としてでも経費を使いたかったのかもしれないが。
いや、経費になるは、患者にハッタリかませるは、そういう使い方もあると聞く。
実際、高価なZeissのものは2000台程度。
日本の見かけの数は多いが、大学病院などを含め、一機関で複数所有もあるので、本当のところは?
当医院にもZeiss2台あるから。

内容がつまらなく、マニアックな話もあまりないし、マイクロスコープ云々以前の適合、少なくとも私の臨床からは考えられないような補綴物症例を見せられてもねぇ。
また、ある歯牙は一生懸命治療しました、しかし、その歯牙の両隣は???な状態で、そこはどうすんの?何の説明もないの?みたいな話もあったので、14時頃から抜け出して、国立新美術館で行われている「安藤忠雄展・挑戦」を見に行ってきた。
よほどこちらの方が、ためになったと思う。
以外に思われるかもしれないが、ただ単にきれいな物、カッコイイ物を建てればそれで終わりではない建築と,
歯科治療は通じるものがある。
その後銀座をぶらぶらし、リフレッシュできた今日一日ではあった。
IMG_2061.JPG