医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.09.14安易なインプラント治療に注意

他医院においてインプラント治療を行ったものの、インプラント処置1〜2ヶ月(1回法)で脱落してしまったと相談に来られた患者さんが何人かおられる。
共通することは一つ。
何の治療計画もなしに、単に欠損部位にインプラントが埋入されているだけ。
患者さんに治療に至る経緯、経過を聞いてもどうも要領を得ない。
咬合、歯周病、虫歯、、、、諸々の現状に対して何の説明もなく単にインプラントが入っているだけ。
脱落したインプラントの隣の歯牙は高度な歯周病に侵されたまま、何の処置もされず、かみ合わせも反対側に入れ歯が入ったままで、同部にはインプラントの計画はナシ・・・・。
どのような治療計画が立案され、患者さんがどのような理解をしているのか全く不明。
非常に危険である。
いずれも私の診断では全顎治療ケース、すなわちフルマウスリコンストラクションなのだが、ある方は私の治療計画に納得いただき、現在治療進行中、既に新たなインプラントベースのプロビジョナルも装着され、機能、審美回復できているが、別のある方は納得していただけなく・・・・・致し方ないことだが。

ただ、一部の患者さんは非常に安易に考えていることも事実。

地盤工事もしないまま、ぬかるみの上に建物を立ても何の意味も無い。
悲しいが、このような事は現実問題として多い。

何もインプラント治療に限らず、根管治療その他全てに言えることだが。