医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.08.17コンポジットレジン充填

他医院において比較的最近治療されたものだが、違和感、時々痛みがあるとのことで来院。
術前写真。
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色調も形態も、とてもとてもキレイにコンポジットレジン充填できているとは言い難い。
真ん中の2本を治療。
隣接面に何やら黒い影もある。
除去してみると案の定、虫歯の取り残し、隣の歯牙の虫歯もそのまま・・・・。
完全に虫歯を除去し、虫歯が深かったので神経を保護する薬剤を充填し、コンポジットレジン充填。
症状は消失した。
このような処置も審美治療の一環である。
一番奥歯は着色のみなので、何も処置行っていない、行う必要もない。
虫歯になりかかっているので、虫歯なので、最小限の侵襲とかなんとかかんとか理由をつけ、ついでに治療?してしまう歯科医もいるかも・・・・・・メインテナンス、経過観察は必須う。
全て保険診療内。

コンポジットレジン充填の際、小窩裂溝にステインを流し込むとより誤魔化しでより本物ぽく見えるが、敢えてC0〜C1カリエスみたいなものを人工的に作るような事を基本的に私は行わない。
コンポジットレジン自体の過信は禁物、未来永劫安定した材質ではない。
より審美的、複雑な虫歯治療に保険外診療でコンポジットレジン修復を行うことも多いが、より審美性、耐久性に優れた保険適応外コンポジットレジンを用いていても、この辺りは患者さんに十分説明、ご納得頂いた上での治療となる。
術後。
単純に虫歯を除去した部分にコンポジットレジンを押し込むようなことではダメで、本来の形態を再現する必要がある。
咬合面の形態は、単に凸凹しているのではなく、理由がある溝や隆線により構成されている。
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