医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.06.29Singularity

Singularity=特異点、すなわちAI、ITが人間の能力を超える日が10年以内に訪れるという。
TVで、タクシー客の需要予測というのをやっていたが、今まで経験則に従わざるを得なかったのに、新人ドライバーがAIの指示に従うだけで次々客をゲットしていた。
技術の進歩が人類にもたらす影響は計り知れないが、いいことばかりではない。
失職する人が大量に発生する。
歯科の世界にも、矯正、インプラントシミュレーションソフトは、非常に有効であり、日々活用している。
しかし、所詮ソフトはソフト、完全にシミュレーション通りにはならない。
ソフトに加え、知識、技術、経験を加味してゆくのは当たり前なのだが、このソフト完全に信用しきっての失敗が結構あると聞く。
光学スキャン→インプラント、矯正シミュレーション→ステント→オペ→CAD/CAMによる補綴物作製・・・・・・
実用化されていて、実際、使用もしているが、まだまだな部分も多々あるので、過信はしていない。
医科の分野でも、画像診断、3D構成、遠隔治療、ロボット治療・・・・・歯科以上に日進月歩であること言うまでもない。

前述の新人タクシー運転手なのだが、次々AIの指示通りに客をゲットしたのはいいが、交差点内で車を停めての客拾い、横断歩道上で停車、客拾い・・・・AI以前の問題で、プロのドライバーとして関係諸法を再勉強した方がいいと思うし、そんな映像を何の疑問もなく流す方もアホ。
そんなタクシーには乗りたくもないし、ロジスティクス全般に正確無比の自動運転AIが導入されれば、確実に職を無くすだろう。
昨今の行き過ぎた当日配達などは大きな疑問だが。
道が分からないタクシーに何度も乗車したが、このようなイライラも解消されるので、大歓迎である。
ちなみに、ロールス・ロイスは自動運転は導入しないそうである。
理由は、「パーソナルカーもあるが、当社の車は、基本的に運転手が運転するので。」ということらしい。