医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.06.15歯肉移植、コラーゲン移植

歯肉退縮したり、インプラントを含む補綴物周囲の軟組織を増加したい特に使用する。
単独で使用しても吸収が大きい場合があるので、しばしば患者さんご自身の組織移植を併用する場合が多い。
インプラント治療時に骨移植、結合組織移植を同時に行う場合も多いが、高度な技術が必要となるが、当医院では多用するテクニックのひとつ。
口腔内の他の場所からの組織を採取し移植、横からの移動、上に引っ張り上げる・・・・・実際には様々な方法が存在し、適宜使い分ける。
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症例
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術前、┗2部は口蓋側転位、┗3は頬側転位で、矯正治療行う。
歯肉も薄い。
臼歯部はインプラント治療。
ブラキシズムが強く、矯正治療中に度々破損を繰り返したため、プロヴィジョナルはカピカピになってしまっている。
凸凹した歯並び、薄い歯肉が、ブラッシングの妨げとなるため、白線のラインに概ね歯肉ラインを揃えたいため、MTM後、自家歯肉移植、薄い結合組織しか採取不可能だったため、追加的にコラーゲン移植を行うことにより、清掃性の高い歯牙位置、歯周組織を獲得できた。
そもそもの口腔前庭も狭いので、歯周外科手術は3回(歯周病に対して、狭い口腔前庭に対して、歯肉退縮に対して)に分けて行っている。
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術後1ヶ月、新しいプロヴィジョナルクラウン装着。
プロヴィジョナルを調整し、さらに歯肉のクリーピングを目指す。
全てマイクロスコープ下で処置。
無論、今後、最終補綴物に移行。