医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.04.13美容整形は悪いことなのか?

先日、TVにおいて美容整形しいては歯科矯正は、いいことなのか、悪いことなのか討論していた。
まあ、専門家不在のタレント同士の他愛もない話なのだが、大きく分けて2つの意見。
肯定派は、
自分が不便と感じていること、コンプレックスを克服するのにいい方法。
否定派は、
せっかく親からもらった身体に傷を入れるとは何事か!、そんなのも欺瞞にしか過ぎない。
というもの。

バカバカしいが、そんなもの、人の勝手、自由ですよ。大きなお世話。
他人がとやかく言うような問題ではない。
極論を言えば、眼鏡も、カツラも、タトゥーも全部ダメ、ファッションもダメとならないか。
結局、根底には妬み、僻みがある。
日々診療していて感じることがあるが、全く非建設的な話である。
虫歯でボロボロであった患者さんに、簡易的プロヴィジョナルクラウンを装着した時の表情がパット明るくなった事、
治療前後の写真を見せたら嬉しさのあまり泣き出してしまった患者さん、矯正治療の進行に伴って性格が明るくなった患者さん・・・・・・様々な局面に遭遇してきた。

それと、大きな間違いであるが、歯科矯正治療は、決して見た目を改善することを主目的としているものではないということ。
少なくとも私の考えでは。
そのような、見た目のみの治療目標を掲げる矯正歯科医も多いし、無理やり抜歯して短期間でブリッジ治療行い、審美歯科を名乗る歯科医もいるが、長期的予後は決して望めない。
まあ、これも人の勝手と言えばそうなのだが。
口腔、顎機能の回復とそれに伴う審美の回復を目指している私には全く賛同できない治療ではある。
最初に審美ありきの治療、審美が機能を凌駕することは決してない。