医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.02.02インプラントの費用について 続き

インプラント治療の費用についての具体例。
インプラントは、クラウンーブリッジ上部構造をセメント合着する場合、次の様な部分に別れる。
(以前のブログ参照下さい。)

・インプラントフィクスチャー(本体)
  どの部分に埋入するか、骨の移植が必要なのか、上部構造の種類は?などの要因により、様々なメーカー、タイプ
  から選択する。
・アバットメント(土台部分)
  チタン削出し、CAD/CAM、UCLA、ジルコニア、その他様々なタイプが存在する
・固定用ネジ
・上部構造
  メタル、PFMCr、オールセラミックス、ハイブリッド、その他様々なタイプが存在する
クラウンーブリッジ以外の方法もあって、義歯用アタッチメントはこの中には入っておらず、さらに選択肢は増え、
患者さんと相談の上決めてゆくこととなる。

なので、一概にインプラント1本◯◯万円などと安易には言えないのであるし、逆に◯◯万円と言い切る医院には、一律パック料金みたいになっていて、あまり選択肢が無いのかもしれない。

激安インプラントというものも存在するが、どの様なメーカーのものを使用しているか注意が必要だ。
これは過去のブログのインプラントメーカーシェアを参考にされたらいいと思う。
これにも色々落とし穴があるのだが・・・。

また、インプラントフィクスチャー単体の値段をものすごく安く設定し、その他の部分の値段を高めに設定、個別の処置も価格設定行なって、結局トータル治療は決して安くない価格設定としている医院もあるので注意が必要だ。

繰り返しになるが、治療費は実際に診察してみないと分からない。
そんな単純に人間の体はできていない。
診査、診断、治療計画の立案、費用の見積もり、患者さんへの説明とディスカッションを経て、納得頂いた上で初めて治療可能となる。

もし、インプラント治療を行いたく、費用の事についてあれこれ調べているうちにこのサイトにたどり着かれたなら、
目星をつけた歯科医院に実際に相談に行かれることをお勧めします。
複数でもいいです。
やはり患者と歯科医には相性というものもある。
親切そうに相談無料と言う歯科医も多いが、検査、レントゲン写真1枚も撮影せずに何の相談もできず、単なる茶飲み話程度ならともかく、プロがそんなこともできるはずもなく、レントゲン撮影したなら当然コストが発生するという落とし穴には注意。
因みに、当医院ではそのようなレベルの「無料相談」は行っていない。あくまでも「診察」です。
どのような提案が出るかによって、その歯科医院の本当の実力が分かるというもの。
単に患者の主訴のみ解決する提案なのか、全顎的に問題点をリストアップした上での治療計画なのか。
高価な全顎治療を提案する歯科医が、全て金儲け主義の悪い歯科医とは決して限らない。
悪い所に目をつぶり、いや、歯科医自身も分からず安直な治療のみを、口八丁手八丁で提案する場合も多々ある。

当然、複雑な治療になればなるほどコストもアップするが、そこは、歯科医と話を詰めてゆけばいいというものであり、どんな治療がいいのか、どこまでの治療を行うのかは患者さんが決断すべきことです。
その決断をサポートするための情報提供が、治療行う以前の大事な仕事と常々私は考えている。
いや、実はここも気になる、あそこも気になる、矯正したい、見た目ももっとキレイにしたい、ホワイトニングもしたい・・・・じっくりカウンセリングしてゆくと、患者さんから様々な要求が出てくることは珍しいことではないし、そこに答えてゆくことが私の使命でもある、対応できるだけの引き出しもある。
無論、医学的に考えてできる、できないのハッキリとした一線はあるが。