医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2017.01.27インプラントの費用について

インプラントの費用につて、ちょくちょく問い合わせがある。
その他の保険外診療の費用についてでもある。
同業者の探りの部分もあろうが、多くは患者さんからだ。
インプラント1本◯◯万円と言う事は簡単であるし、メニュー表、料金表をWebで公開している医院も多い。
その方が親切と考える人も多いだろう。
しかし、当医院では行っていないし、電話での返答も一切行わない。行えない。

お腹が痛いけれど、治療費はどのくらいかかりますかと内科などに問い合わせをする人はまずいないだろう。

患者さんは、費用は単純に歯牙欠損本数✕インプラント本数と考えるが、その様に簡単に決まるものではない。
そもそもインプラント治療可能なのかどうかから始まり、どの部位にどの様な設計でインプラントを何本埋入するのか、骨は十分に存在するのか、不足するならどの様な方法でどの程度の骨を移植するのか、さらには上部構造をどうするのか・・・
様々な要素が絡み合う。
全顎無歯顎、片顎14本の歯が無い場合でも14本ものインプラントを用いる必要は無く、通常、6〜8本で十分、義歯使用可能なら2〜4本で済む場合もある。
さらには、インプラント治療を必要としている患者さんの場合、他の部位にも問題を抱えている場合も多く、
単に欠損部位へインプラント治療行えば済むというものでもなく、全顎治療必要となる場合がほとんどで、それらのコストの問題もある。
歯周病治療、根管治療、矯正治療、インプラントを含めた補綴治療・・・・・トータルとしての費用を考える必要がある。

したがって、来院していただき、様々な検査、診査を行い、治療計画を立て、患者さんと様々な要素を相談しながら最終治療計画、費用見積もりを行ってからの治療とさせていただいており、単に金額の丸投げではなく、このようなプロセスを経ることが本当の親切と考えている。

事実、色々ネットで調べてから実際に来院され、考えられていた費用と多い場合も少ない場合もある。

ただし一つハッキリしていることがある。
それは、当院のインプラント治療は決して安売りを行っているものではないし、そのような医院と競合しようという気も全くないという事。
一流メーカーのインプラントを用い、時間をかけ、丁寧な治療を行い、後々のフォローもしっかり行うからである。

ある意味、安物インプラントを用い、治療内容も手を抜いてゆけばコストは半分程度で可能だろうし、治療においてのプライオリティがコストのみにある患者さんはそのような治療が第一選択になるだろう。


様々な商品、サービスは、その内容と値段体系にバリエーションがあるのと同様、インプラント治療行うにあたっての判断材料としていただきたい。
具体的な話は次回。