医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2016.12.16親知らずを引っ張り出してくる

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術前。
左上7部痛みで来院された。
相当長期間放置状態であり、色々探ってみたが、虫歯が深くまで進行して軟化しており、もはや保存は不可能で抜歯となった。
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抜歯直後。
欠損部への対応だが、放置したままだと対合歯の挺出、位置移動が必ず起こるので、通常、延長ブリッジ、インプラントでの対応となるが、延長ブリッジは歯牙を削合したくない、インプラントはコスト的に厳しいとの希望のため、埋伏していた親知らずを欠損部までMTM行う方法を提案した。
歯根の形態、骨植状態は決して良くないので、時間稼ぎ的意味合いが大きいが、本治療を希望された。
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MTM開始。

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MTM終了直後。

この後数ヶ月経過観察し、咬合調整、ナイトガードを使用し、余計な咬合力を排除したため動揺も収束し、また、近心コンタクトもキレイに閉鎖できたため、ある程度の時間稼ぎはできそうである。
その後のメインテナンスに来院無いので少々?であるが。