医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2016.12.10スポーツマウスピース

格闘技は言うに及ばず、コンタクスポーツ、激しい動きを伴うスポーツを行う場合、スポーツマウスピースの使用をお勧めします。
年に数例は、スポーツ時の歯牙破折で来院される方がおられる。
少し欠けたくらいなら、コンポジットレジンで補修可能であるが、破折部が大きくなると、ラミネート→補綴→神経処置を伴った補綴→最悪、抜歯、その後ブリッジもしくはインプラント治療等、複雑な治療が必要な場合もある。
顎関節に問題が出ることもあり、あまりにも衝撃が大きいと、顎関節頭などの骨折が起きることもある。
歯牙脱臼、すなわちすっぽりと抜け落ちてしまうこともあるが、受傷後あまり時間が経過していないなら、根管治療、再植が可能な場合もあるのだが、中長期的に内部吸収(いったん抜け落ちたものを再植しても、身体は異物として反応し、排除しょうようとする働きが起きることもある。)
受傷者は残念ながらほぼ、スポーツマウスピースは使われていない。
マウスピースは外力から完全に歯牙、口腔環境、顎関節を守り切ることはできないが、衝撃の緩和には非常に有効です。
また、スポーツ時や力を入れたり、集中したりする場合、ぐっと歯を食いしばったりするが(人為的に歯ぎしり(クレンチングを起こしているのといっしょ)、これらの力から口腔環境を守る事にも有効です。
歯並びが悪いと、力が入らなかったり、集中できなかったりするため、矯正治療行っているスポーツ選手も多い。
スポーツ用品店で販売されている熱を加えて自分で自分の歯型に合わせる簡便的なものから、歯科医院において型とりをしてカスタムメイドするものまである。
通常、最初は市販の安価なものを使用してもらい、「感じ」を掴んでから、カスタムメイドされることをお勧めしている。

写真は作製サンプル。処置自体は簡単で、2〜3回でOK。
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スポーツの種目により、デザインは変わり、カラー、デザインも様々な種類から選択可能です。