医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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2016.09.12インプラント治療は決して単発的なものではないということ

昨今、インプラント、審美など、突出した分野のみの広告が多々見られる。
歯科業界の「事情」が、そうさせているのだろう。
しかしながら、、当医院ではこれらのものは歯科治療における治療オプションの一つのでしかないという位置づけである。
本来は神経治療、補綴治療、義歯、親知らずの抜歯、コンポジットレジン充填・・・・・挙げだしたらきりがないが、などと同列に扱われるべきものである。

成人において前歯が出てきた状態、いわゆるフレアアウトを矯正治療行うにあたって、咬合、歯周病、補綴の理解なしには行えないし、少々複雑な抜歯、歯周外科処置もできずにインプラント治療ができるわけがない。
したがって特定分野を大きく宣伝することは疑問であるし、ましてや、本当に使いこなしているのかどうか怪しい機材の紹介に力入れていることも笑止千万である。
事態はもっと複雑である。
成人の歯周病、歯牙の位置関係、咬合、虫歯、欠損・・・複雑な治療は、各分野を総動員して治療を仕上げてゆく必要があるのだが、そもそも最初の診断ありきであるということは、口酸っぱく述べてきた通りである。
根拠なく、見よう見まねでの治療が多すぎ、当然、トラブルも多い。
九九も怪しいのに、関数は理解してますということはありえない。
無論、顎顔面再建、骨折、腫瘍治療などの口腔外科領域のように非常に専門性が高い分野もあるが、基本的に歯科は歯科でしか無く、脳外科医が心臓外科分野に疎いということとは全く訳が違う。