2016.08.18全顎インプラント症例
上下顎、全てインプラントで治療したケース。
サイナスリフトなども行う必要なく、歯牙を残すための治療が一切ないため、誤解を恐れず言うと、比較的簡単に治療できる。
片顎づつ行い、コンピューターガイドを利用して、オペ時間は実質1時間程度。
一番難しいのは補綴設計と、そこから誘導されたインプラント埋入位置の設定が大変重要なのであって、術式そのものはそれほど困難ではない。
先日ある技工士さんと話をしていたのだが、インプラントを埋入したのはいいが、そこからの補綴設計を行ってほしいとの依頼をうけたものの、先に補綴設計を全く考えず、単に埋入し易い位置にインプラントが埋入されているため、どうすることもできないケースにちょくちょく遭遇するとのこと。
補綴設計にあたり、歯科技工士さんとディスカッションは行わなければならないが、丸投げにしている歯科医が結構いるのも現実である。
当然、問題が発生する。