医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2016.08.05インプラント症例:ブリッジ回避

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左上5部インプラント。
使用インプラントはアストラ。
以前にも同じような症例を出したことがある。
左上67部がほぼ無傷であり、患者さんの意向でブリッジ治療は避けたかったので、インプラント治療で行う事とした。
この症例も元々の歯根の位置が狭かったので、同部位をアンカーとして歯根とインプラント間距離を広げる矯正治療を術前に行っている。
この様なケースの場合、ガイデッドサージェリーを用い、アクロバティックなオペを行うこともあるが、術前に隙間を広げた方安心である。
もっとも、ガイデッドサージェリーを用いても完全ではないのだが、その辺りを理解せず、信用しきって失敗する歯科医も多い。
狭い隙間に無理してインプラント埋入し、隣の歯牙をぶちぬいてしまっているケースに時々遭遇するが、いったん歯牙を傷つけてしまうと、その歯牙の予後は非常に厳しいものとなる。
以前、他医院において傷つけられた歯牙を根管治療し、ぶちぬいた穴をMTAで補修したことがあるが、非常にめんどうである。