医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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  • がんを2人に1人は発症し、3人に1人は死ぬ?

2016.06.02がんを2人に1人は発症し、3人に1人は死ぬ?

表題の件、盛んにメディアで拡散され、ご存じの方も多いと思う。
少なくとも、医療関係者なら「煽ってるよなあ」と違和感を持つのだが、一般の方は真に受けてしまい、あせって保険加入となる。
たまたま、私の愛読書(笑)週刊モーニングの今週号、三田紀房氏「インベスターZ」に、表題のまやかしの仕組みについての作品が掲載されていた。
一例として統計を正確に読み解くと30代男子が20年以内にがんを発症する確立は10%にも満たず、その確率が50%と主張できるのは高齢者の場合であるということ。
要は分母を明らかにせず、統計をうまく操作し、決してウソをついているわけではないのだが、でも、真実を述べているわけでもなく、仕組みを理解していない、リテラシー低めはいいカモにされるということ。
全てを否定しないが、保険なんて確率論から導き出されたバクチなのだから、胴元が損をするようなことは決して無い。
一番よく分かっているのは、何を隠そう保険屋さんだと思うけれど、その保険屋さんはあらゆる事態を想定してフルカバーで保険に加入しているのかどうか一度聞いてみたいものだ。
入ってないなら説得力ゼロ。

このような胡散臭い情報垂れ流しているのは、歯科も同じ。
「保険で良い治療を・・・」言うは簡単、30年も40年も前のテクノロジーで先端治療できるのかどうかは疑問であり、真実は闇の中・・・というか、歯科医自身、家族、友人にもそのような治療を行っているのかどうか?・・・歯科業界に関係している者のみ真実を知っている・・・

表題の件、もう少し詳しく述べてある記事があるので、ご興味ある方はどうぞ。

 http://toyokeizai.net/articles/-/87744
この他、厚労省のサイトの統計も、様々な要因と歯科の関係が分かって面白いです。
統計の裏を見抜く力は必要だけれど。