2016.05.09治療の流れ（保険診療編）

患者さんからよくご質問を受ける治療の流れについて述べてみたいと思う。
よくある、初診・歯が痛い〜最終補綴装着まで（ただし、保険診療）。
同時進行的に行う初期検査、診査、歯周病治療、周辺諸手順等は複雑になるので除外。

１日目　疼痛部位への応急処置もしくは抜髄処置（神経治療開始）
　　　　状況によっては仮歯の作製
２日目　根管内洗（通常１〜２回）
３日目　症状無いなら根管充填（保険診療にて定められた機材、術式）
４日目　ダウエルコアの型とり、もしくはレジンコアを作製し、５日目内容を行う
５日目　ダウエルコア装着（12%金含有銀合金もしくはスクリューポスト＋レ　
　　　　ジンコア、4月からファイバーコアも保険導入予定であるが、現時点で性能は不明）、上部構造の型とり、その
　　　　他情報の収集、場合によっては仮歯の調整
６日目　最終補綴物装着（12%金含有銀合金ベース硬質レジン前装クラウン、　12%金含有銀合金、硬質レジンクラウ　
　　　　ン、その他、終了）、状況によっては仮着で経過観察

以上の様に１本の歯の治療でも、最低限このくらいの回数は必要となる。
実際は、歯周病治療、その他の治療も必要になる。