医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

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2016.03.28年齢階級別の1人平均現在歯数と歯周病罹患率、虫歯の発生確立、その他

先日の保険改定講習会での資料から。
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年齢階級別の1人平均現在歯数。
明らかに高齢者の歯の残存数は増加していることが分かる。
しかしながら、残った歯牙の歯周病の罹患率は上昇している。

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フッ化物を定期的に塗布した場合のう蝕の抑制効果について、はっきり有意差があることが分かった。
また、3歳児、12歳児の虫歯の数も明らかに減少傾向にある。

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定期的なメインテナンスを確実に行っている人と、そうでない人では2〜18歳において虫歯の発生率が半分、
65歳以上では歯の残存率が6.66~10.21倍も違うこと証明された。

近年、意識の向上で国民の口腔環境が良くなってきていることが証明され、それはいいことなのだが、
統計はあくまでも統計。
日々診療していて思うこと、そして知人の歯科医と話していて思うことは、残念ながら地域差、個人の意識レベルの差がものすごく大きいということ。
誤解も多いが、定期的なフッ化物塗布も、ブラッシング状態が悪いのに行っても何の効果もない。
特に子どもの口腔環境は父兄の関心度によるものが大きい。