2016.03.19経歴詐称・・・

最近某コメンテーターの経歴詐称が話題だ。
首相の経歴も怪しいらしい。
なんで裏がとれて直ぐバレるような事を平気で言うのか？
日本人は経歴、数字に惑わされやすいが、何の疑いも持たず、本質も見抜けず鵜呑みにしているということに他ならない。
一番大事なことは「実力、実績。」。
数字なんかの統計も、上手く分母が誤魔化されていることに気づかない人も多い。
疑い深い、猜疑心が強いということは、決してネガティブなことではないが、コアな情報を入手することは、
近年のITの発達、熟成においてかえって困難になってきているとも言えるし、逆に簡単に誘導もできる。

私的にはどうでもいいことなのだが、残念ながら歯科の世界にも存在する。
数日間の海外有料研修コース受講しただけで留学、聴講生の身分で◯◯教室所属・・・・、認定医、専門医・・・・色々ある。ありまくる。
嘘ではないのかもしれないが、本当でもない。
素人目にはすごいかもしれないが、我々の目から見れば絶対そこには行かないし、怪しげな肩書つく事のほうが恥ずかしくもある。
以前にも記したが、国内Ｂ級ライセンスやゴールド免許ホルダーは運転がすごく上手くて安全運転ドライバーだと思ってるなら、心底オメデタイ。
学術で手にした、手術が全くできない教授もおられるし・・・・

それを逆手に取ったビジネスも多数存在する。
日本の名医なんとかかんとか・・・・自分で相応の金払って「載せてもらう。」だけ。
私のところにも掲載しませんかと連絡あったが、勿論相手にしていない。
歯科に限ったことではないらしいが。

歯科において国が認める専門医、認定医制度は限られている。
一度調べてみるとおもしろい。
それ以外は自己申告。
国家制度としては未認可ながら、内容が伴って、しっかりしたところもあるが、似非医学的胡散臭いものも多々ある。
本質を見抜けず鵜呑みにすることは危険であるし、何の疑いもなく信じこむのなら、それは責任の一端はあなたのリテラシーにもある。

私自身が◯☓学会主催、そこの認定医なり指導医と言っても何の問題もない。
アホらしいので、本当にどうでもいいけれど。