医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2015.12.22所得低いほど高い喫煙率、歯少なく肥満者多い

以下、厚生労働省の発表ベースに読売新聞より抜粋。

【世帯の所得が低い人ほど、健康診断を受けない割合や喫煙率が高いなど、健康作りに積極的ではないとする国民健康・栄養調査の結果を厚生労働省が発表した。
厚労省は、低所得層は健康管理を意識する余裕がないことが背景にあると分析、生活習慣の改善を後押ししていく考えだ。
 調査は、昨年11月に全国の5432世帯を対象に実施。回答のあった3648世帯を、世帯所得別に200万円未満の低所得層、200万円以上600万円未満の中所得層、600万円以上の高所得層の3群に分け、生活習慣を分析した。

低所得層では健診を未受診の人の割合が男性で42%、女性で40%と、高所得層のそれぞれ16%、30%よりも高かった。習慣的に喫煙する人の割合も男性で35%、女性で15%と、高所得層のそれぞれ29%、5%を上回った。さらに歯が20本未満の人や肥満者の割合も、低所得層は男女ともに高い傾向があった。】


私の立場からすると、歯の数云々は、一概にその方の責任において発生した問題とは言い切れなく、歯科医が歯を残すことへの努力を怠り、いや、残すための知識、技術、経験に乏しいため、抜歯、インプラント治療を勧め、かえって問題を大きくしているケースも多いのだが、問題点を理解して何とかしょうとするのか、そのまま放置なのかが一番の問題。
事実、当医院においても上下顎無歯顎、全てインプラントで治療というようなケースも珍しくないのだが、
当然非常にコストはかかるし、そのような方のお話をお伺いすると、本当に今まで歯に関して苦労されたんだと思う。

日本人は数字に騙されやすいのだが、統計を鵜呑みにするのではなく、深読みしなければならない。