医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2015.11.02患者様

病院、医院において名前を呼ばれるとき、「◯◯様」と様づけされることにすごい違和感がある。
なるほど医療はサービス業なのであるから、今は死語の「お客様は神様です、◯◯様〜」というのもありかもしれない。
しかし私には卑屈になってるように思えてならない。
穿った見方をすると、日本的慇懃無礼とも思える。
患者さんのご機嫌取りに始終し、医学的根拠なく治療も言いなりになる医療も多い。
海外の航空会社、ホテル、レストラン、もちろん医療機関など、一流といわれるものほど対応がフランク、フレンドリーで、かつ、要望にはいちいちこちらから言わなくとも的確に答えてくれる。
本当に読心術でも持っているとかというくらいのタイミングでである。
日本では、マニュアル通りのたいした商品知識も持ち合わせてないくせに、店に入ったら後ろをついて回られ、聞きもしないのに説明してくれる大きなお世話的接客が多い・・・鬱陶しい。
最近、様づけがかなり是正されてきたことを思うと、やはりおかしいということに気がついてきたということか。
医療機関はできるだけフランク、フレンドリーであった方がよいが、やはり勝負すべきはその本質部分である医療だと思う。
ハッキリ書くが、建築物を建てるのにも各人が好き勝手にできず、諸法律、建築工学的裏付けがベースになるのと同様に、医療も医学的見地、保健診療なら保健診療のルールを逸脱しての治療はできないのだが、人気取りのためか、患者の言われるままの治療を行う歯科医も多い。
まあ、どのような医療を受けるかは患者の自由なのだけれど。