医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2015.08.14サイナスリフトの話 その3

以前、6月にサイナスリフトの話を書いたが、今回は骨移植に使用する器具、器材の一部をご紹介しよう。
人工骨Bioss。牛の骨を処理したもの。
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実際は細かい白い砂粒のようなものです。
用途により細かさが数種類ある。
その他にも写真はないがBtcp。化学的に合成された人工骨。整形外科領域ではよく使用されているオリンパス(日本)・オスフェリオンが有名だが、残念ながら歯科用途には認可されていない。
チタンメッシュ。骨が再生しやすい環境(足場)を作る時使用。移植した骨が流出しないよう曲げて堤防を作る。DSC_4418.JPG
チタンメッシュを止めるためのピン。実際は1mm程度の大きさ。DSC_4421.JPG

吸収性メンブレン(コラーゲン)。
非吸収性メンブレン(ゴアテックス)もあるが、撤去のために再度手術を行わなければならないので、今はあまり使用しない。
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この他患者さんの血液を遠心分離して作製したPRP(Prazma Pich )と人工骨を混合して、または単味で使用するDrもおられるが、効果の程は意見の別れるところなので私は未だに様子見ではある。