医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2015.05.06補綴物の適合性

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残念ながら抜歯となったブリッジの一部である。
歯肉の腫脹で来院された。
某歯科医院で数年前に治療。
歯根の先の方まで歯石、壊死セメント質に覆われ、グラグラになっており、もはや保存不可能と判断した。
問題は補綴物の適合精度。
金属の下の白いものは補綴物合着用セメントである。
そもそもの補綴物適合性度が非常に悪く、セメントが境目からはみ出てそれが除去できていない。
人工的に歯石を付けているのといっしょであるのだが、治療を行った歯科医、スタッフは当然そのことは分かっていたのか?
残念ながらこの様な適合状態は珍しくない。
もっとひどいのもいっぱいある。
この患者さんの過去の治療歴が不明なので推測でしかないが、3ヶ月に1度の定期的なメインテナンスが行われていたのもかかわらず歯根の先の方まで歯石、壊死セメント質に覆われおり、全く意味をなしていない。